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“窓”を開いて世界史を学ぼう [世界史学習]

「世界史」って、教わる方も、教える方も大変な教科ではないでしょうか。
それなのに、高校で必修に指定されていて、必ず履修しなければなりません。
それに、大学受験の「世界史B」というのも、中には珍問奇問が痕を絶たず、高校の授業ではカバーしきれないほどの知識量が要求されます。
生徒の皆さんの中には、世界史が得意で興味を持って勉強している人もいるでしょうが、大方は始めから敬遠して、とにかく単位だけ取ろうと、定期テスト前の暗記だけで乗り切り、授業中は英語や数学の内職に忙しくしているのではないですか?
先生方の中には世界史の得意な先生もいるでしょうが、得意な分野…例えばローマ史からヨーロッパ史は話がしやすいのでみっちりやるけど、興味のない中国史はプリントでごまかすとか、ありませんか。
あるいは、生徒さんも先生も、限られた時間数の中で、いわゆる、「ココはでるぞ!、あとは用語集を覚えておけ」式で終わっているのではないでしょうか。かく言う私も、大学受験は日本史でしたし、大学でも日本史の専攻で、赴任した学校の都合で世界史を担当することになり悪戦苦闘したひとりです。しかし、やっているうちに、世界史の面白さに、そして世界史の重要さに、気がつきました。こんな面白い教科を、生徒さんに喜んで勉強してもらいたい!
また、若い先生方にも世界史を教える楽しさと大切さを実感してほしい、と考えるようになりました。
何と言っても受験生である高校生の皆さんには、いかに効率よくこの膨大な世界史を理解し合格を勝ち取る知識を「短時間で苦労せずに」身につけるか、ですね。そんなにかんたんに王道は見つかるわけではありません。
ただ、世界史の学習で躓きやすいところ、誤解しやすいところは、少しは助けることはできるかも知れません。
先生方にいわゆる教科教育法や、「歴史教育」の王道を説くわけではありません。そういう柄ではないので、ここでは普段の授業や、大学入試問題を解く中でぶつかった世界史の授業で生徒の誤解を避け、授業を豊かにできるような、ちょっとしたエピソードやヒントを集めたてみようと考えました。
世界史の先生や受験生が重宝している、例の「用語集」は、大学受験では山川の詳説世界史と共に、スタンダードとなっていますが、意外にも誤解があったり、重要な用語が抜けていたりしています。それを修正、補足するなどと大げさなことは言いませんが、無味乾燥な用語の丸暗記学習に陥らないことを願うばかりです。
そこで、なるべく大きくて重要なテーマ、高校の授業では不十分になりがちな分野について、教科書以外の(先生方にとっては指導書以外の)わかりやすい、また興味深い情報を集めようと思っています。
もちろん、あくまで個人的に作成したものなので、正確さにおいては問題があることを始めにお断りしておきます。正確を期すため、引用書名をあげてありますが、それらは高校生あるいは一般の方でも簡単に読めるような新書や文庫、比較的よく知られた著作に限定しています。詳しくはそれらの書物に当たってください。
ブログという形式が、用語解説にも使えるのではないかと考え、開設することにしました。


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